~絶滅の危機に瀕する
「備後い草による備後表」の保存と継承~
備後表継承会
備後表継承会を設立しました
弊社は、福山の伝統産業「備後畳表」を製造しており、その原料であり、現在絶滅が危惧される備後い草(地草)の栽培もおこなっています。2016年11月より、地域の協力も得て福山大学建築学科の佐藤圭一研究室の学生達と協働してきました。2018年7月には福山市本郷町の圃場で協働してから二度目の刈り取りを予定しております。
弊社代表取締役 佐野達哉や、福山大学建築学科 佐藤圭一教授、他関係者にて2016年4月より【備後表継承会設立準備会】を発足して協議を重ね、2018年3月29日に発起し、2018年4月1日に【備後表継承会】(佐藤圭一会長、任意団体)を設立するに至りました。
地域協働による「備後い草(地草)による備後表」の保存と継承を目的とした会です。
目的・事業
本会は、畳を日本建築文化の核心と捉え、い草による畳文化の継承を大きな目的とし、備後地域発祥の中継表の技術継承も含め備後い草(地草)による備後表を地域協働で後世へ継承することを目的としています。
・備後地域におけるい草栽培実践と農家育成
・備後い草と備後表に関する調査研究
・備後表の普及啓発と研修会開催
・備後表を活かした建築企画、計画、設計、施行
・中継表の製織技術継承と製織保全
・備後表の品質保証システムの再構築
・備後表のブランド再構築
・関連業者や団体、自治体、関係省庁、法人個人との連携と協働
・備後表のユネスコ無形文化遺産への登録推進
福山大学建築学科と弊社の関りについて
福山大学建築学科の佐藤圭一教授(地域生活空間学、博士(工学)・一級建築士、地域遺産研究会主宰)は、伝統建材の保全と継承に興味を持たれ、「地域遺産」としての「備後畳表」をテーマに研究され、弊社と協働しています。
設立役員と事務局
顧 問:徳岡秋雄(有限会社徳岡工務店・代表取締役)
会 長:佐藤圭一(福山大学工学部建築学科・教授)
副会長:松岡久史(マルエ整経株式会社・取締役)
副会長:佐野達哉(有限会社佐野商店・代表取締役)
幹事長:徳岡 旭(徳岡伝統建築研究所一級建築士事務所・所長)
監 事:山園誠司(有限会社中村機械製作所+株式会社山園織機製作所・代表取締役)
事務局:アトリエ本郷内「藺庵」
2018年5月1日 中国新聞に【備後表継承会】が掲載されました
4月27日に行われた設立説明会に中国新聞社様が取材に来てくださいました。
HP掲載 中国新聞社 許諾を得ています